2023.10.21：サイト部分更新
北のスウェーデン領を治めていた王族バリバール家の後継者、第２王子ロラン・バリバールは
代々、バリバール家を蝕み続けてきた、或る"魔女"の呪いを受け処刑されることとなってしまうが、
第３王子カミル・バリバールによって命を救われ、深い森の中へ逃亡することとなる…。
それから１０年後。
東のポーランド皇国の音楽貴族ローランド家令嬢、ジャンヌ・エル・ローランドは、
突然、両親が決めた家同士の婚約の話から逃亡するため、北のスウェーデン領まで壮大な家出をしていた。
しかし、あまりに無計画な家出の結果、あっという間に貯金は底をついてしまい、
街はずれのバールで、やけ酒に明け暮れる日々を過ごしていた。
すっかり行きつけになってしまったバールのマスターにも、完全に呆れ果てられる中、ジャンヌの前に現れたのは
長旅から国に戻ってきたクリスティアンという青年だった。
お金に困っているジャンヌの話を聞き、クリスティアンはジャンヌにある１つの仕事を依頼することになったが…。
ヨーロッパ都市国家群の東に位置する皇国で、現在も王政が続いている。
大変歴史の長い国であり、さかのぼれば既に2500年ほど建国から経過している。
学問の国として栄えており、学生が多く訪れているが、その中でも音楽の文化が非常に進んでいる。
国の人口の６割がポーランド皇国の純血民族の音楽貴族ローランド家で占められている。
過去、西の皇国との長期間の戦争が行われ、その時代に一度、国自体の破滅に至るまで追い詰められた。
国の王族でもある音楽貴族ローランド家は現在も、本家、分家と分かれながらも存続しており、
現国王もローランド家の直系である「ハーメル・オズ・ローランド」である。
ヨーロッパ都市国家群の北に位置する国で、かつてはバリバール王家によっての王政が続いていたが、
現在から10年前にバリバール王家が崩壊し、当時の反バリバール勢力によって現在は共和国として復興している。
建国から1000年ほどの歴史があるが、元は大きな森に囲まれた１つの小さな村からはじまっていて、
かつては"魔女"が守る国であったという逸話があるが、バリバール王家が崩壊してからは古い歴史は
閉ざされていくばかりである。
ポーランド皇国の純血民族。その血を受け継ぎ、生まれてくる者には天才的な音楽の才能が宿ると
言われている。ローランド家の持つ音楽の才には、時折、不思議な力が宿ると言われており、中では奏でる音色を
聴くだけで病を治せる者もいるという。かつての西の皇国との戦乱時には、その力が悪魔の所業であると忌み疎まれ、
西の皇国の王族マッケンリー家により、多くのローランド民が虐殺され、一時は一族自体が絶滅するところまで追い込まれた。
かつて、スウェーデン領を統一していた王族。最終的な王位継承者は当時の第２王子だったが、古くから定められた
王族の決まりにより第２王子の処刑が決まる。その後、第３王子の国逆により第２王子が逃亡する事件が起こるが、
それと同時に王家は滅亡した。初代国王の「エディ・バリバール」は元は司祭であり、国を長きに渡り守ってきた２人の
"魔女"と呼ばれる神を祀る先導者であったと言われている。
画像をクリックで音源が再生されます。（MP3）
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